今日のQ 「2 男性ホルモンが多い方が若ハゲになる?」
A
「NO」
男性ホルモンの分泌は、20代なかばから低下していきます。男性ホルモン自体が悪いのならば、若いうちが一番ハゲる時期で、それから治まっていかねばならなくなります。男性ホルモンの量自体は、若ハゲの直接的原因ではないのです。
若ハゲ(男性型脱毛)のメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、現在、一番に挙げられるのが、ハゲる部分の毛根に存在する男性ホルモンレセプター、この感受性が高まること、とされています。
この感受性の高まったレセプターが、デヒドロテストステロンという活性化された男性ホルモンを受け取ると、毛の細胞は自己死(アポトーシス)現象を起こして、どんどんと縮小化していくのです。
(ちなみにこの現象は、普通の男性ホルモンでは起こりません。5αリダクターゼという酵素によって活性化されたデヒドロテストステロンという男性ホルモンでなければなりません)
さて、なぜ男性ホルモンレセプターの感受性が増してしまうのでしょうか? いろいろな説がありますが、低下していく男性ホルモン量に対して以前と同じ効果を得るために、レセプターが感受性を高めていくという説が信頼がおけるようです。このレセプター感受性の問題は、同じような男性ホルモン依存性の病気である前立腺肥大症の研究からも明らかになってきています。
ただし、なぜ、前頭部やそり込みなどの毛だけハゲるのかは未解明です。ヒゲや胸毛、あるいは耳毛、尻毛、太ももの裏毛などは、どんどんと生えるのに……。
まったく迷惑な話です。
次回のQ
「3 頭皮に脂が多いとハゲる?」
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