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2005年8月12日 (金)

今日のQ 「2 男性ホルモンが多い方が若ハゲになる?」


「NO」
 男性ホルモンの分泌は、20代なかばから低下していきます。男性ホルモン自体が悪いのならば、若いうちが一番ハゲる時期で、それから治まっていかねばならなくなります。男性ホルモンの量自体は、若ハゲの直接的原因ではないのです。
 若ハゲ(男性型脱毛)のメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、現在、一番に挙げられるのが、ハゲる部分の毛根に存在する男性ホルモンレセプター、この感受性が高まること、とされています。
 この感受性の高まったレセプターが、デヒドロテストステロンという活性化された男性ホルモンを受け取ると、毛の細胞は自己死(アポトーシス)現象を起こして、どんどんと縮小化していくのです。
 (ちなみにこの現象は、普通の男性ホルモンでは起こりません。5αリダクターゼという酵素によって活性化されたデヒドロテストステロンという男性ホルモンでなければなりません)
 さて、なぜ男性ホルモンレセプターの感受性が増してしまうのでしょうか? いろいろな説がありますが、低下していく男性ホルモン量に対して以前と同じ効果を得るために、レセプターが感受性を高めていくという説が信頼がおけるようです。このレセプター感受性の問題は、同じような男性ホルモン依存性の病気である前立腺肥大症の研究からも明らかになってきています。
 ただし、なぜ、前頭部やそり込みなどの毛だけハゲるのかは未解明です。ヒゲや胸毛、あるいは耳毛、尻毛、太ももの裏毛などは、どんどんと生えるのに……。
 まったく迷惑な話です。
 
次回のQ
「3 頭皮に脂が多いとハゲる?」

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2005年8月11日 (木)

今日のQ 「1 若ハゲは病気なのか?」

A
「NO」
 若ハゲ、いわゆる壮年性脱毛、男性型脱毛は病気ではありません!
 育毛サロンや化粧品会社がなんと言おうと、病気ではありません!
 個人差が激しいものの、内分泌の変化のために起こる男性の自然な老化現象の一部で、男性一般に起こりうる現象です。ですから、一般的な皮膚科に行っても追い返されます。あまりにしつこく治療をせがむと精神科を紹介されるハメになるでしょう。
 ちなみに、皮膚科で治療の対象となるのは、円形脱毛やフケ症による脱毛などです。こちらは適切な治療であれば、たいていが回復します。
 これに対して、男性型脱毛は、副作用の強いホルモン剤などを使用しない限り、それを抑制することすら難しいのです。
 こうして見ると、若ハゲとは「医学的に病気ではないが、場合によっては強い精神的苦痛を与えるものであり、なおかつ改善(抑制)を見込めなくはない生理的現象」……まさに、エステサロンや美容外科が扱う分野のものといえます。
 そういう意味では、過剰な自意識に悩まされている人にとっては、精神科医にかかるのもあながち間違いではない場合もあるのかもしれない(?)です。
 
次回のQ
「2 男性ホルモンが多いと若ハゲになる?」

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