いや、こないだですね、自著が急に入り用になって、購入しなければならなくなりましてね。池袋のJ書店に行ったんですが……。いろいろと考えさせられましたんでそのご報告を。
まずね、これがなかなか見つからないわけです。
これ、お読みになっていただいた方にはわかると思うのですが、この「育毛物語」-----僕はノンフィクションあるいはジャーナリズムとして書いたモノなんですよ。
ところがですね、実際、本は健康関連の棚に置かれておりまして。つまりは実用書扱いです。もちろん実用的にもじゅうぶん使えるよう気は配ったわけですが、心意気はガツンとノンフィクションですよ。
ところが、『すぐ治る若ハゲ〜』『驚異の発毛法〜』とかなんとか、「おい、おまえありえないだろ?」と突っ込みを入れたくなるような本の中に混じって置いてある。
で、これ、どこの本屋さんでもそうなんですってね。けっこうショックです。
個人的にはジェンキンスさんの告白本の隣に平積みしてもらいたかったんですが……(無理か)
まあ仕方がないか、と観念して本を手に取りレジへ向かいました。
ところがですね------なんということでしょうか!
二度目の衝撃。人目が気になるんですよ! 私、著者なんですが!
表紙をこう隠すようにですね、足にくっつけて歩いたりしまして。ほんと、これは驚きましたよ。装丁というのは奥が深いです。買いづらいものだとは、ぜんぜん想像してなかった……。想定外すぎて、レジの女の子の前で挙動不審になって口笛吹く寸前でした。
しかし、恐るべきはこの私の自意識。もとはといえば、この取材に私を駆り立てたものも、ハゲを異様におそれる過剰な自意識だったんですが。
本を書いたのに……、取材を通して客観的に自分の状況を理解したつもりなのに……、毛量は回復してきたし頭皮の調子も良いのに……、
将来へのおそれはまだ払拭されてないというところですか。
なぜ私はショーン・コネリーみたいになれないのか!
007の撮影が終わるとさっさとカツラを脱いでくつろいだショーン・コネリー。
「人前ではカツラを着けろ」とのマネジャーの小言を、「勝手にさせろ」とつっぱねたショーン・コネリー。
「007は二度死ぬ」で共演した浜美枝が「カツラを着けているほうが男前なのに」と意見を述べると、すかさず「ハゲるということははずかしいことじゃない」と返したショーン・コネリー。
おお、ショーン・コネリー!!
とはいえ、こんなシビアな通過儀礼を要請する「育毛物語」、けっこう売れているようです。みなさまのショーン・コネリーばりの胆力に感謝するばかりでございます。
こちらもショーン・コネリーばりに体張って取材しましたから、ま、おあいこというところでよろしくお願いします!(?)。まあ、のど元過ぎればなんとやらで、損はさせませんので。
ということで、明日(というか24日、今日ですか)発売の週刊朝日で、また書かせていただきました。ちょっと大きめの特集で、「育毛物語」の中からちょこちょこつまみぐいして記事にしております。
こちらは、また別に識者のコメントをちりばめた感じに構成してますんで、よろしければご一読ください。
最近のコメント