アメリカ産牛肉の髪に対する影響 1
アメリカ産牛肉がついに輸入再開になりました。特定危険部位の除去がしっかり行われるのか、BSEに感染していたとしてもまだマシな20ヶ月以下の牛だけがちゃんと選別されて入ってくるのか……まああまり期待はできないという感じですね。でも、そもそも育毛的発送から言えば、牛肉-----特にアメリカ産の牛肉については、まったくNGの代物です。ここらへん著書で書けなかった部分がありますので、この機会にちょっとお話を。
日本は早々と屈してしまいましたが、アメリカの牛肉を輸入していない国があります。EU諸国です。アメリカもかなり手を焼いている様子ですが、別にアメリカで狂牛病が出たから禁輸しているわけではない。その以前からずっと輸入してないんです。なぜか?
アメリカ産牛肉に大量に使用されている成長促進ホルモンを人体に悪影響だと判断しているからです。米国で使用されているホルモンは、全5種。天然ものとしては「エストラジオール」が中心。合成ものとしては「ゼラノール」が中心。どちらもかなり強い女性ホルモン作用を持っています。
そしてEUでは、牛にこれらホルモン剤を使用するのを1999年より全面禁止しています。
アメリカ、そしてWHOは合成型ホルモンなら基準値以内であれば安全、天然型ホルモンなら安全基準値よりも多く入っていても安全という立場を取っていますが、EU側は合成モノはまったくもって危険性が把握できないし、天然ホルモンでも発ガン性は否定できないとと互いに譲りません。お互いにデータを出しまくり、全面決裂です。結局、アメリカはWHOにEUを提訴することに。(ちなみにWHOみたいな国際機関はほとんど最低限の安全基準しか認めません。まだまだ安全性より流通性を重んじる傾向があるようです)
当然、EUは敗北しましたが、多額の制裁金を払っても絶対に米国産牛肉を輸入しません。まあ、当然といえば当然。なにしろアメリカでは、獣医師の処方もなく勝手にホルモン剤をぶち込んでいる例など、ひどい乱用例が絶えず報告されています。また、ホルモン不使用としてEUに輸出された肉から高濃度のホルモン剤の残留が発見されるなど、とうてい安心できないのです。(ちなみにこういったホルモン剤は、特に脂肪入りの柔らかな肉が大好きな日本人向けの牛に大量に使われていました。本来草食動物の牛が食わされ続けていたのは、穀物。そして鶏の糞などの養鶏場の廃棄物。そしてご存じ牛の骨入り肉骨粉です)
さて、これほどまでにEUが恐れる米国牛の残留ホルモン----特に女性ホルモン-----がどのように、人体に悪影響を及ぼすのか。また、ひいては髪に悪影響を及ぼすのか。それは次回に。では、また。
「双田譲治の 〜果てしなき髪の世界〜」
http://sodajoji.bnnm.net/
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