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2005年12月22日 (木)

ラウリル硫酸ナトリウムについて

 前回のコメントで「育毛剤『アデノゲン』に、ラウリル硫酸ナトリウムという界面活性剤が入っているが、毒性があるのでは」という指摘をいただきました。お答えを書いていたらなんだか長くなってしまったので、新規記事としてアップしようかなと思います。
 さて、「育毛物語」の中でもちょくちょく洗浄剤史を語らせて頂きましたが、以下にもう一度簡単なまとめをしてみたと思います。
 
 ラウリル硫酸ナトリウムは合成界面活性剤の中でもかなり初期に開発されたもので、工業用洗浄剤として用いられました。これはアルコール基材の合成界面活性剤で、石油物資が不足する戦中に、石油系合成界面活性剤の代替物として活躍したものです。戦後は、洗濯洗剤からシャンプーなどに転用されました。脱脂力が強く、主婦湿疹などの原因として疑われる事例が続発したため、現在、台所洗剤やシャンプーの主剤は、よりマイルドな界面活性剤であるラウレス硫酸ナトリウムに取ってかわられています(とはいえ、これだってかなり強いので、シャンプーにはおすすめしません。決して肌用とは言えない点が多いのです)。
  
 しかし、ラウリル硫酸ナトリウムは現在でも、極微量ではもっと様々な用途に用いられています。育毛剤に入っている場合は、頭皮の脂を乳化させるする用途だと思われます。他、経口薬剤などにも乳化剤として含有されています。胃での分解が早くなるからです。また多くの歯磨き粉に発泡剤として入っています。
 私としては、いくら極微量といえど、経口薬剤や歯磨き粉に、このような毒性のあるものを入れるべきでないと思います。
 
 試しに歯磨き粉を使うのをちょっとやめてみてみるのもいいでしょう。一ヶ月くらいブラシだけで洗ってみてください。もちろん万人の口腔に何か変化あるとは思いませんが、私の場合は、歯磨き粉をやめて口臭が消えるなどの効果がありました。まあ、気分的なものも作用しているかもしれませんし、また人の体質にもよるとは思いますが、中には血がでなくなった、明らかに不快感がなくなった、という人が身近にけっこうおります。ただでできる実験ですので、ぜひともお試しください。
 
 ちなみにラウリル硫酸ナトリウムの別名はドデシル硫酸ナトリウム。タンパク質破壊作用があるため、タンパク質を人為的に変性させる実験のために使われます。このドデシル名義でも検索して調べてみてください。いろいろと面白いことがわかるでしょう。
 また、以下のサイトは薬学的にわかりやすいかと。(追記部分の表現がちとオーバーかなという気がしますが)
http://www.drugsinfo.jp/contents/qanda/ra/qara1.html
こちらは例えば、化粧品〜工業的に実際にどう使用されているかです。では、また!
http://chemical.kao.co.jp/ProductInformation/catalog/surfactant/SurfactantAS.htm

「双田譲治の 〜果てしなき髪の世界〜」
http://sodajoji.bnnm.net/



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